ベトナムの優秀な新型コロナ対策に基づく楽観的シナリオ

2019年の国家統計局によるとベトナムの人口は約9,367万人と多いですが、5月21日現在の新型コロナウイルスの累計感染者数はわずか324人にとどまり、死亡者数もゼロ(ベトナム保健省発表)です。世界中で新型コロナウイルスが感染拡大する最中、ベトナムは世界で最も伝染病のコントロールにおいて優秀な対策を取った国として挙げられています。
初期の段階から感染者の隔離、濃厚接触者の追跡を徹底したことが功を奏した様です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、ベトナム経済はもちろんその他様々な困難に直面していますが、国内で新型コロナウイルスの爆発的な感染は発生せず、感染流行も5月中旬までに制圧されることが想定されています。

2020年の6月末までに新型コロナウイルスが終息すれば、2021年のベトナムのGDP成長率は6.8%に改善し、中・長期的に急成長を遂げていく見通しです。

4月23日からベトナム政府は、首都ハノイや最大都市ホーチミンで外出や経済活動の制限などを緩和しています。今では歩行者天国のホアンキエム湖を散歩する人や、喫茶店でコーヒーを飲みながら新聞を読んだり、友人との会話を楽しんだりする姿も見られるようになりました。
これからもベトナム国民は徹底的にコロナウイルス感染予防の対策を行いながら、きっと経済を復旧していくことでしょう。