ベトナムの愛の日「バレンタインデー」

今週はバレンタインデーがありましたね。日本では、いろんなショッピングモールや百貨店で催事が行われ、限定品のチョコレートがずらりと並んでいました。

日本と同じアジアであるベトナムですが、実は女性が男性へチョコレートをあげる日本の文化とは異なり、男性から女性へ日頃の感謝を込めてプレゼントが贈られています。ベトナム語では、「Ngày lễ tình yêu:ンガイレーティンイエウ」と言い、日本語で直訳すると「愛の日」と言います。

特にプレゼントとしては、一輪の赤いバラや花束が一般的で、バレンタインが近づくと、日本のチョコレートのように街中で花束を販売する屋台が増える様子が見られます。その様子はまるで花畑のようで、とってもロマンチックで素敵なんです。

また、今年は残念ながら平日でしたが、バレンタインデーが休日と重なった場合、カップルで旅行に出かける方も多いようです。特に人気の行先はダラット。

平均気温が18~23℃と非常に過ごしやすく、フランス統治時代からベトナム屈指の避暑地として人気のダラットは、恋人の聖地として広く知られています。東南アジアの中でも標高が高いため色とりどりの花が一年を通して咲き乱れ、フランスを思わせる豪華なヴィラやホテル、庭園が多いこともあり「永遠の花の街」と称されています。

近年、ベトナムでもバレンタインデーにチョコレートをプレゼントするという方も増加しているそうです。

実はベトナムではバレンタインデーがイベントとして認知されるようになったのは最近のことですが、トレンドに敏感な若者の間では、日本のように親しい友人同士でチョコを交換することもあるんです。

花でもチョコレートでも、自分の大切な人や普段からお世話になっている人に贈り物をする習慣って素敵ですよね。感謝の気持ちでイベントを迎える気持ちは、どちらの国も共通のようです。