ベトナムは日本と同じくお米をよく食べることで有名ですよね。米粉を使った麺のフォーやブン、生春巻きなどは日本でもよく知られているベトナム料理です。
フランス領だった頃のなごりである、フランスパンを使ったベトナムのサンドイッチ「バインミー」もその名を聞いたことがあるという方は多いでしょう。
野菜とたっぷりの香草と一緒に食べることが多いベトナム料理は、ヘルシーで栄養バランスも豊富です。 今回は、そんなベトナム料理のお弁当事情をご紹介!比較的安価で外食が可能なベトナムのお弁当はどのようになっているのでしょうか?
ベトナムにもお弁当はある
ベトナムにもお弁当の文化はあります。ただ、日本ほどベトナム人にはあまりお弁当を持っていく習慣はないようです。
また、日本と違うのは学生はほとんどお弁当を持っていくことはなく、会社で仕事をしている方々ばかりが持っていくところです。
お弁当には何を入れるの?
自宅から持っていくお弁当には、一般的にお米、野菜、お肉が入っています。前日の夜の食事の残り物を詰めただけという簡易なものも多く、日本のお弁当のように色とりどりなおかずを何種類も入れたり、見栄えを整えて見た目で楽しむ、というのはあまりありません。
お弁当箱の形
ベトナムのお弁当箱はその多様性に驚きます。 日本で一般的に使用されている縦長2段階弁当箱の一回り大きいバージョンから、一つ500g近くあると思われるガラスのお椀に蓋がついているお弁当箱など、一人一人が異なる形のお弁当箱を使用しているのも特徴です。
ベトナムがバイク社会ということもあり、そもそもコンパクトなお弁当箱を追い求めておらず、その結果一つ一つのサイズが大きくなったようです。 確かに日本のお弁当箱が小さいのは、電車や自転車、バスなどの通学通勤で大きいお弁当箱を持ち歩いていると荷物になりますし、邪魔だからかもしれません。
日本のようにバッグに収まりきるようなデザインを重視するのではなく、大きさは関係なく多様な使い方ができるような汎用性重視であるように思います。
お弁当の購入
日本はコンビニ弁当やお弁当屋さんも数多く存在していますよね。 ベトナムも同様にコンビニ弁当やお弁当屋さんが大変充実しています。
コンビニでは日本ののり弁のようなものが売っていたり、ベトナムではフードデリバリー文化が豊富なのでお店で食べるようなベトナム料理のお弁当を職場や学校まで届けてもらえたりします。
学生は食事をどうしてるの?
先ほどお弁当を家から持っていくのはほとんど会社員だという話をしましたが、先に述べたとおり、学生はその始業時間の早さゆえに、自宅からお弁当を持参することが難しい場合が多いようです。
では学生たちはどのように日頃の食事をとっているのでしょうか?
屋台で買って食べる
オフィス勤務の会社員さんも含めてですが、ベトナムの学校や会社には、おやつの時間(軽食を取れる小休憩)があり、学校や会社の周辺にはそのニーズを見込んだ、その時間帯だけ出店する屋台がたくさんあります。
お菓子や果物、ちょっとした軽食、あらゆる種類の食事が、大体日本円で50円〜100円くらいで売られています。
学生はその学校近くに出現するおやつ屋さん群に頼ることが多く、結果、お弁当を持ってこない人が多い印象になっているのではないでしょうか。
自宅に帰って食べる
2020年現在、ベトナムでは就学前施設から小学校5年間までは給食。 中学、高校の7年間は朝夕のどちらかのみしか学校に通わない学校教育システムのため、学校でごはんは食べませんので、自宅で食事をします。
大学は日本と同じようなシステムのため、お弁当を学校で食べたり、自宅で食べたり、外食したり、デリバリーしたりと自由にお昼を取っています。
まとめ
今回はベトナムのお弁当事情についてまとめましたが、いかがでしたか?
個人的には、ベトナムの大きいお弁当箱が気になるので使ってみたいところです。 皆さんもベトナムに行った際は屋台の軽食やベトナムのコンビニ弁当を試してみてはいかがでしょうか。