今年もこの季節がやってきましたね。 10月31日はハロウィンです。みなさんは毎年どのようにハロウィンの時期を楽しんでいますか?
日本の有名なテーマパークでは9月時点でハロウィンのイベントが盛大に行われていたり、スーパーのお菓子コーナーもハロウィン限定デザインのパッケージがとても増えたように感じます。 夜の街中に仮装をした人が集まりすぎて警察が出動する事態になってしまったりと残念ながら問題もありますが、当日に向けての雰囲気や準備期間を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?
さて今日は、そんな10月の盛大なイベント『ハロウィン』をベトナムではどう楽しんでいるのか、ご紹介していきます♪
そもそもハロウィンの始まりは?
実はハロウィンは収穫祭が期限であることを知っていますか?ハロウィンの起源は紀元前にさかのぼります。
ケルト民族という特定の民族がかつて11月1日を新年としていました。大晦日にあたる前夜の10月31日には、『サウィン祭』という秋の収穫物を集めた盛大なお祭りを開き、その日は死後の世界との扉が開かれ、先祖の霊が戻ってくると考えられていました。収穫祭ではあるものの、日本のお盆とも少し近いニュアンスでしょうか。 しかし死後の世界の扉が開いてしまうため、先祖の霊と一緒に悪魔や魔女などの悪霊もやってきます。そこで人々は悪霊を追い出すために仮装をしていました。これが現在でもハロウィンで私たちが仮装をする理由です。
ケルト民族から受け継がれたハロウィン文化は、長い年月を経てさまざまな国へと伝わり、アメリカで娯楽イベントとして根付きました。それから長い年月を経て日本にもハロウィン文化が伝わり、今のようなイベントへと変化していきました。
ベトナム市街地の賑わい
ベトナム国内でのハロウィンイベントでは、日本の渋谷のように最も盛り上がるエリアがあります。それがホーチミンのブイビエン通りです。若者たちや海外からのバックパッカーも多く集まり、ベトナムのハロウィンナイトを盛り上げます。
ブイビエン通りには当日格安でボディペイントをしてくれる簡易的なお店が複数立ち並び、準備をしてこなかった人でもその場でハロウィン気分を味わうことができます。 だいたい日本円で250円〜500円くらいで書き上げてくれるので、手ごろに楽しめますね。
子どもたちも楽しめる!
ハノイの西湖(ホータイ)という外国人が多く住む地域では、地域のボランティアの力によって住宅街全体がハロウィンの雰囲気に包まれるところもあるようです。
アメリカ人の方やその他多国籍な住民が集ってお菓子を集めたり、町に装飾を施したりして子供たちを喜ばせます。 簡単な仮装をした子供たちが、よく聞くあの言葉「トリックオアトリート!」の声掛けをして回り、お菓子を集める楽しい夜です。
経済効果もたくさん!
スーパーやアパレル店が10月になるとハロウィンイベントを称してビッグセールをはじめる様子や、通りの雑貨店では揃ってハロウィンのグッズを扱うようになるという点では、ベトナムのハロウィン文化はほとんど日本と変わらないように思います。
また当日は人が多く集まるような娯楽地や飲食店の店員さんがお化けに扮していて、記念撮影ができるイベントもあるようです。学生っぽいベトナム人が、お小遣い稼ぎにハロウィーンの猫耳やドクロの仮面などを売っていることもあります。
イベントごとになると、なぜか普段使わないものでもせっかくだから…とついつい買ってしまうのは世界共通なのかもしれませんね。
まとめ
ベトナムはハロウィーン以外のイベントに関しても年々規模が大きくなっています。コロナがだいぶん落ち着いた今年は、今までの我慢も相まってさらに盛り上がりが期待できますね!
日本からベトナムへの渡航もかなりしやすくなった今日ですが、もし旅行期間がイベントとかぶっている場合は、是非今回紹介した活発な街並みを歩いて楽しんではいかがでしょうか✨