ベトナムの伝統的な挙式・結婚式(後編)

さあ、それではいよいよメインの結婚式のご紹介となります!

結婚式

結婚式当日、新郎とその家族が新婦を迎えに行きます。
新婦の実家でお互いの家族が一通り挨拶を終えると、新郎側の代表者が「本日は、大切な娘さんをお迎えにあがりました。よくぞ今日まで、こんなに素敵な娘さんに育ててくださいました。今日という素晴らしい日を迎えれて大変喜ばしいことです。」…などと代表が感謝の言葉を述べ、その言葉に新婦側の代表者が同意したら、新郎が新婦の部屋に入ってお花を渡します。

その後、二人は祭壇の前で焼香を行います。ご先祖様に結婚の報告をするためです。
そして最後に、二人がいつまでも幸せに暮らせるように、新婦の親からいろいろアドバイスをもらいます。

新婦の実家での式が無事すむと、今度は新婦が新郎と一緒に新郎の家族に会いに行きます。


新婦は新郎と一緒に新郎の家族に会いに行きます

 

新郎の家に着いたら、二人は祖先の祭壇で焼香をし、新郎側の親戚に挨拶をします。
新郎新婦が指輪を交換したら、新郎の両親や親戚が新婦に金のアクセサリーを贈ります。
そして、式が終わると新郎の自宅で宴会が始まります(*^▽^)ノ


新婦に金のアクセサリーを贈ります

 

披露宴は、家庭によってそれぞれ催す場所が違います。

例えば、ホーチミン市やハノイなどの大きな町では、家が狭いためホテルで式を挙げるしかありません。
しかしこの事情は、忙しくて時間のない都心に住む人達にとっては都合のいい事でもあります。

 

逆に、小さな町や郊外の村などに住んでいる人たちの場合、家で結婚式を挙げるのが一般的です。
そうする事で、親戚が一堂に集まり、一緒に披露宴の用意から片付けまで行う事ができるので、最後まで仲良く楽しい時間を過ごせます。


自宅での披露宴

 

以上がベトナムの伝統的な結婚式でした。( ^∇^)/

次回、ベトナムの結婚式(特別編)として、
お祝儀の相場や服装など、現地の気になる事情をご紹介いたします!