ダラットの意外なお土産『ベトナムワイン』

ベトナムと言えば以前も紹介したビールがとにかく有名ですよね!
飲みやすさ抜群の華やかな香りとすっきりした後味、キンキンに冷えたベトナムビールを飲みたい季節が近づいてきました…!
ですが実は隠れた名品『ベトナムワイン』があるのをご存じですか?
今回は通なら絶対飲んでほしい!ベトナムのワイン事情をご紹介します。

フランスによる統治時代という歴史的背景もあってか、ベトナムでは 19世紀からワインが生産されるようになりました。
初めはハノイ周辺でぶどうの栽培を試みたそうですが、ハノイは高温多湿で雨が多くぶどうの栽培に適していなかったそうです。そこで比較的1年中安定して気温が涼しい中部高原地帯のラムドン省とニントゥアン省がワイン用ぶどうの産地として
開発されました。

そして現在ラムドン省のダラットでは、東南アジア土着品種である『カーディナル種』と『シャンブルサン種』のブドウを使ってワインを醸造しており、ダラットの名産品の一つとして知られています。
ちなみにダラットワインの赤は、ブドウだけでなく醸造の過程でマルベリー(桑の実)を入れて醸造されます。マルベリーは甘みと酸味のバランスがいい果物ですので、ほんのりとした酸味やフルーティーさが広がり、やや土っぽいニュアンスのさっぱりとした味わいに仕上がっています。

ダラットワインはベトナム全国ほとんどのスーパーマーケットで購入することができ、値段もなんと400円程度からとかなりお手頃です。どのワインもしっかり冷やして飲むのがおすすめで、さっぱりとした味わいであるため、サラダなどとも非常に相性が良いのですが、特に魚醤(ヌクマム)を使った料理との相性が抜群です。

実はダラットには、ベトナム最大のワイン会社ラドフーズが運営する地下ワイナリーがあり、5万ドン~10万ドンでワイナリー見学と料金に応じた杯数の試飲体験ができます。3種類のワインを楽しむことができ、ダラットワイン、シャトーワイン、サングリアとノンアルコールのぶどうジュースも用意されています。

場所はこちら

旅行先でのお酒を愉しむのが好きな方は必見のワイナリー見学とお土産のワイン。ぜひ一度独創的なベトナムのワインを楽しんでみてください♪